企業の中の人を見る能力要件「dimension」には30-40くらいの項目がある。決断力とか判断力とかそういうものである。その中で、対面影響力(インパクト)という項目がある。言葉の雰囲気からすると、相手を動かすような圧倒的なパワーのような感覚があるが少し違う。いわゆる「~らしさ」である。仕事における「~らしさ」はその人が職務にコミットしてきた足跡でもある。「銀行員らしさ」といったら、ミスがなく、きちんとしていて、信頼感があるということを意味するだろう。ところが「いかにも銀行員」といったら、融通の利かない規則優先のようなことを意味するのであろう。それは対面影響力とは似て非なるものである。

私はひとの「~らしさ」に触れるのが好きだ。職種だけではない、「~社らしさ」「技術屋らしさ」「~大学らしさ」。組織のカルチャーを変えるのは違う血や考えが必要であるが、「~らしさ」を持ってきた人がその組織を変えていこうとする時、かなりエッジの利いたことになる。知っていて、そこに手を突っ込むわけだから。

知り合いの教授が学長選に出ると風の便りに聞いた。彼はそこの「らしさ」の人である。なってほしいなと思う。「~らしさ」の人の改革は新しい未来への一歩を確実に踏み出す、と信じている。

「戦うぞ」とよく言う人がいる。何でいつもいちいち言うのだろう、黙ってやればいいじゃないかと、へそ曲がりの私は思うのである。
「たたかう」は「戦う」と「闘う」。
「戦う」は誰かと何かの決着をつけることらしい。 優劣を争う。敵と戦う。競合と戦う。
「闘う」は相対する2つものが限定的にたたかう。困難と闘う 自然と闘う 自分と闘う
ふむふむ。
闘う人は「わたくし、たたかっております」とはあまり言わないように見える。
何かを乗り越えるために静かに挑むのである。

だまって行って帰ってくる。
「闘う人」にあこがれます。

 

挨拶が少ないと嘆く人が多い。
そもそも、大人に対して「挨拶しましょう」などと言わなければならないこと自体、頭が痛いことだ。でもリーダーたちはこの類で悩む。報告しましょう、連絡しましょう、かたづけましょう、お礼を言いましょう、時間は5分前集合だ・・・。何で今さら、新入社員じゃあるまいし。
行動の再現性はプラスの獲得かマイナスの回避がどちらかだといわれる。自分によってよいことが起きればもっとやろうと思うし、逆であればやらなくなる。
昔の上司に、私にとって縁起の良い人がいた。朝会うと、何かいいことがあるのである。一日が明るくなる。よくよく考えてみるとその人に会ったからといって何か特別に良いことが起きるわけではなく、よいことが起きるようなご機嫌の良さを自分に作ってくれるだけのことである。どよんとした朝の頭に風が吹くのだ。優しい目、明るい声、短い時間に発する自分への質問。
ポジティブインテンションという言葉がある。出会いがしらのいい感じだ。朝、私と会った人は、縁起がいいと思ってくれるかなあ。どうせならそうありたいものです。