見たこともない人がロールモデル

2018.11.15 /

見たこともない人がロールモデル

 

人はイメージを持った方がゴールに到達しやすい。

あなたのロールモデルは誰ですか?と何度も聞かれてきた。誰みたいになりたいか。

私の仕事は新しい仕事で先人が少ない。誰みたいになってよいか解らないでずっと来た。

ある日、昔からの友人に聞いた。彼は外資の会社で若い時からハイポのグループ(ハイポテンシャルの人たち)にはいり、会社は彼が出世するたびにコーチをつけた。外国人のコーチだった。その中でも自分に影響を与えたのは英国人のシニアの女性コーチだった。

「その人どんな人なの?」「どんな関わりをしてくるの?」「何が成果だったの?」私はここぞとばかりに矢継ぎ早に訊いた。

彼は、苦笑いをして答えた。「うるさいババアなんだよ」「いつも気に障ること訊いてくるんだ。」「毎回、コンフリクト起こしてくるんだよ。むかつく」 散々悪態をついた後、彼はちょっと間をおいてこう言った。「でもさ、今でも時々思うことがあるの。こういう時、彼女だったらなんて訊いてくるのかなぁ・・なんて言ってくるのかなぁってさ。」 懐かしそうな顔をして。

いいなぁ、それ。そういう人が私にも居ればいいな。そして自分がそうなろうとすぐに決めた。

私のロールモデルは、彼の口から聞いた、「みたこともない 素敵なババア(ごめんなさい)」なのだ。

クライアントと仲良しにならなくてもいい。後から思えば・・の懐かしいやりとりや時間をたくさん積み重ねていければ嬉しい。