2019.11 師匠が亡くなりました

2019.11.18 /

コーチになる前のアセッサー職時代の師匠が亡くなりました。
アセッサーは、ある人を数日間トレーニングと言う枠の中で行動観察をして、個人のマネジメントスキルについてフィードバックレポートを書く仕事です。
師匠は独自の観察力をもって他の人とは一線を画すようなところがありました。
体制に反発するようなところがあったから社内の敵も多く、大企業だったら、部下にとっては有難くない上司像だったのかもしれません。

教科書にはない色々なことを教わりました。
働く人を観るとは何か?どの行動を起点に見るか?なぜか?そこから何をどう予測するか?そこには常に彼の哲学がありました。
OJTに長けた人でした。やってごらんと難しい場も与えてもらいました。
人を扱う仕事をするなら、近道はダメだと。怠けるな。たくさん叱られ、たくさん褒めてもらいました。
仕事を辞めてからも、年に一度、長いメールのやり取りをしました。
今になっても、人の観察は解らない事だらけです。まだ聞きたい事あったのに。
20年前に出された宿題、まだ返していないのに。感謝などちゃんと伝えていないのに。

具合が悪い事知らなかった。突然喪中のはがきが来るなんて・・寂しいじゃないですか。