挨拶が少ないと嘆く人が多い。
そもそも、大人に対して「挨拶しましょう」などと言わなければならないこと自体、頭が痛いことだ。でもリーダーたちはこの類で悩む。報告しましょう、連絡しましょう、かたづけましょう、お礼を言いましょう、時間は5分前集合だ・・・。何で今さら、新入社員じゃあるまいし。
行動の再現性はプラスの獲得かマイナスの回避がどちらかだといわれる。自分によってよいことが起きればもっとやろうと思うし、逆であればやらなくなる。
昔の上司に、私にとって縁起の良い人がいた。朝会うと、何かいいことがあるのである。一日が明るくなる。よくよく考えてみるとその人に会ったからといって何か特別に良いことが起きるわけではなく、よいことが起きるようなご機嫌の良さを自分に作ってくれるだけのことである。どよんとした朝の頭に風が吹くのだ。優しい目、明るい声、短い時間に発する自分への質問。
ポジティブインテンションという言葉がある。出会いがしらのいい感じだ。朝、私と会った人は、縁起がいいと思ってくれるかなあ。どうせならそうありたいものです。